ホームページにはおしゃれなタイトルはつけるな〜映画や本と勘違いしていないか?
映画のタイトルやお店の名前の場合、「できれば1語か2語で、その内容やコンセプトを象徴したい」と考える人も多いのではないでしょうか。これができればかっこいいですもんね。
しかし、ホームページのタイトルでこれをやってはダメです。小さい会社やお店は特にやめておきましょう。訪問者獲得には大きなマイナスです。
もし、依頼した制作会社が映画風のタイトルをつけようとしたら、「素人が見よう見まねでやっているのではないか」と疑う必要があります。最も重視しないといけない部分についてさえ、ノウハウを持っていないわけですから。
目次
ブランディングで有名な会社でも知らなかった、ホームページのタイトルの付け方
ホームページのタイトルの付け方は独特のルールがあります。それを知らずに、かっこよさを追い求めてタイトルをつけると失敗します。特に悪い影響を受けてしまいがちなのは、映画や本のタイトルでしょう。
中途半端なブランディング意識は間違いの元
私がライター兼カメラマンとして実際にかかわったなかにも、ひらがな3文字だけがタイトルのオウンドメディア(自社で運営するホームページ)がありました。
大人の事情で、会社を特定させるわけにはいきません。似たようなパターンを考えると、酒造会社がそのホームページのタイトルを「おさけ」とするようなものです。あるいは、出版社ならば「ぺーじ」、旅行代理店ならば「きっぷ」あたりでしょうか。
ブランディングで知られている会社でした。「商品やサービス、企業などのイメージを高めて競争力を向上させる」のがブランディングですから、「おしゃれ、かっこいい」は何よりも大事なのでしょう。
私の方でのわかる限りで検索順位と訪問者数のデータをチェックしました。明白な失敗でした。これでは、ブランディングに力を注いでもまったくのむだです。だれも見る人はいないのですから。
映画ではないのだから、「印象的」「象徴的」を目指すのは間違い
「なんでこんなことをするのかなぁ」と不思議でした。想像でしかありませんが、まるで映画や本のタイトル、お店の名前を考えるつもりで、ホームページのタイトルも考えたのかもしれません。
黒沢明でいえば、『生きる』『乱』『赤ひげ』です。「おしゃれ、かっこいい」あるいは「印象に残る」「ストーリーを象徴する」をできるだけ短い言葉で実現させようとしたのだと思います。
小さい会社やお店は大企業のまねをしてはいけない
「あれこれ、小手先の工夫をしたくない。そのものズバリ、自分の会社名(店名)で勝負しよう」と考える人もいるかもしれません。実際に『美容室○○』『○○ベーカリー』などとし、ほかは一文字もないホームページのタイトルもよく見かけます。
「美容室」や「ベーカリー」など業種がわかる言葉が入っている分だけマシなものの、これもダメです。「○○株式会社」や「○○商店」、さらには、「会社」「商店」さえないタイトルともなると、何屋さんなのかもわからず、さらにダメです。
タイトルの付け方の原則は「地名」+「業種」+「会社名・店名」
ホームページ制作では「訪問者・訪問者になる可能性のある人から見て、どう目に映るか」で考えるのが大原則です。タイトルも例外ではありません。
会社名・店名だけのタイトルでいいのは超有名どころだけ
会社・商品・サービスなどをググる場面を想像してみましょう。そのものズバリの会社名・店名でググるのは「トヨタ自動車」「高島屋」「住友商事」など、有名どころだけではないでしょうか。だれでも知っている名前です。
実際にこれらの会社のホームページのタイトルは、シンプルに「トヨタ自動車」などになっています。
森永製菓も超有名企業ですが、「森永製菓株式会社 – おいしく、たのしく、すこやかに」となっています。「おいしく、たのしく、すこやかに」の部分は社としてのキャッチフレーズのようです。これらの言葉を検索語にする人はほとんどいないのではないでしょうか。「森永製菓株式会社」だけのタイトルとは事実上は変わらないと考えていいでしょう。
中小企業や地元相手のお店は、地名をプラスしてググられる
一方、例外もありますが中小の会社やお店の商圏は限られています。ググって探し、実際に利用してくれるのも地元の人が中心です。彼らはその地元の地名と、ほしい商品名・サービス名などを組み合わせてググります。
「水道の蛇口が壊れた」ならば「大津市&水道工事」、「風邪をひいた」ならば「高島市&内科」といった探し方です。あるいはもっと限定して、「堅田駅」で検索する場合もあるかもしれません。逆に範囲を広げても、「滋賀県」ぐらいまでではないでしょうか。
だからこそ、見つけてもらうには、タイトルには「地名」+「業種(あるいは商品名など)」を入れ、あとは「会社名・店名」ぐらいにする必要があるのです。
タイトルに使う言葉は、検索需要が高いものを選ぶ
「業種(あるいは商品名など)」は「間違っていなければ何でもいい」ものではありません。同じ意味あいならば、より多くの人が実際に検索語に使っている言葉の方が検索流入では有利です。
この「実際に検索に使っている言葉」は、Googleのキーワードプランナーなどを使えばデータとして出てきます。
たとえば、同じような意味でも「飲み屋」よりは「居酒屋」、「ベーカリー」よりも「パン屋」の言葉でよく探されています。
ですから、「堅田の気楽な飲み屋〇〇」よりも「堅田の気楽な居酒屋〇〇」、「高島市のおいしいベーカリーならば○○」とするよりも「高島市のおいしいパン屋ならば○○」としたほうが検索流入の上では有利です。
ただし、検索流入が多くても、実際の客につながらないようでは意味がありません。お店のイメージとは違ってしまう場合もあるでしょう。検索流入だけでは決められないのはタイトルの難しさのひとつです。
取りあえずは、「実際に検索に使われている言葉かどうかは、気にする必要がある」と覚えておいてください。
文字数は30程度まで、それ以上は検索結果に表示されない
タイトルの文字数には制限はないものの、「30程度まで」とする場合が多いようです。実際にググってみて、Googleで表示されるのがこの程度だからです。
訪問者はこの30文字程度を見て、「自分の求める情報がありそうなページかどうか」を判断します。心に引っかからない言葉が並んでいるだけでは、クリックしてくれません。ですから、長いタイトルになるようでも、検索語(キーワード)など重要な言葉はここまでに収めるが原則です。
また、かつては「キーワードはタイトルの中でもできるだけ前に置いたほうがいい。Googleは言葉の位置でもサイトにとって需要な言葉かどうかを判断している」と広くいわれていました。
しかし、今では「Googleも記事内容を読み取る技術が進化した。タイトルの中での言葉の位置はほとんど関係ない」とする意見も多いようです。
この「ペンタ工房ホームページ」のタイトルも原則に従っている
今読んでいただいている「ペンタ工房ホームページ」のタイトルは、「滋賀県でのホームページ制作〜取材・文章執筆・写真撮影もまとめておまかせ」です。
単に「ホームページ」としなかったのは、それでは会社やお店が持っているホームページの多くが検索にかかってくるからです。見つけていただきたいのは、あくまで「ホームページの制作の依頼を検討している方」です。それで「ホームページ制作」としました。
また、「滋賀県での」とするか「大津市での」とするかで迷いました。Googleのキーワードプランナーでチェックし、比較したところ、「大津市 ホームページ制作」よりも「滋賀県 ホームページ制作」の方が検索需要が多かったため「滋賀県」としました。「『大津市』とした場合と、『滋賀県』とした場合で、反応される方の顔ぶれに大きな違いはないだろう」とも想像していますが、これが正しいかどうかは、データがそろってから検証することになります。
文字数は35です。「ペンタ工房」の名前はあえてタイトルに入れていません。それよりも、ペンタ工房の特徴である「取材・文章執筆・写真撮影」が検索結果の欄に表示されるのが大事と考えたためです。
ペンタ工房にホームページ制作をご依頼いただいた場合にも、当然、以上と同等の検討をいたします。
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