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ホームページ制作の大難問、依頼主は原稿や写真をどう用意する?

コンテンツの説明を書いた黒板

制作会社にホームページを依頼する際に、多くの人が途方に暮れるのが原稿(文章)や写真ではないでしょうか。大半の制作会社ではそこまでカバーしていません。ホームページに使う原稿や写真は依頼主が自分で用意するもなのです。

もともと原稿執筆と写真撮影から始まったペンタ工房では大丈夫です。原稿も写真もプロとしてカバーします。ホームページ制作と一括してご依頼ください。

以下は、「自分が制作を依頼する側で、しかも、私自身では書けない・撮れないだったらどうするか」をシミュレーションした話です。

一般的なホームページ制作会社では原稿や写真は依頼主の持ち込み

「掲載に必要な文章・写真はご自身でご用意ください」
「写真や原稿は第1稿作成までにお送りください」
「記載したい文章や写真をあらかじめご用意いただくとスムーズです」

ホームページ制作会社の案内を読んでいると、「事前の準備」や「完成までの手順」といった説明の中に、よくこういったフレーズが入っています。

イベント会場設営業者ならば、「会場の飾り付けはやります。しかし、花や電飾、風船、旗などはそちらで用意してください」というようなものです。料理屋ならば、肉、魚、米、野菜を客が自前で持って行き、お店は調理するだけです。おそらくは商売として成立しません。

一方、大半のホームページ制作会社ではコンテンツ(原稿や写真)は依頼主側で用意するものなのです。「ならば、制作会社の仕事範囲って、どこまで?」と尋ねられれば、「持ち込まれたコンテンツを使ってページのデザインをし、それをインターネット上で見られるようにする」が答えです。

ホームページのためにコンテンツを用意する方法

おそらくは、依頼主自身が自分で原稿を書き、写真も撮る場合が多いのでしょう。実際、素人レベルの原稿・写真でできたホームページは当たり前にあります。「それで済ませたくない」というのならば、選択肢は以下のとおりです。

制作会社にライターなどを紹介してもらい外注する

ライターやカメラマンを常に確保している制作会社ならば、「掲載に必要な原稿・写真はご自身でご用意ください」で説明が終わるとは思えません。多分、確保できていないのでしょう。

それでもダメ元で、「そちらでご紹介いただけるライターやカメラマンはいませんか?」と尋ねてみましょう。

ただ、「いますよ」といわれても注意が必要です。制作会社のスタッフも原稿や写真には素人です。紹介してくれるライターやカメラマンがまともに仕事ができるかどうかはわかりません。

私の知っている地場産業の経営者が「紹介してほしい」と頼んだときには、「ちゃんとしたライターやカメラマンが来るかどうかは、金額次第です」との答えだったそうです。いささか勘ぐっていえば、「ちゃんとしていないライターやカメラマンでも使っている」ということですね。

制作会社にホームページ制作と併せて依頼する

「社内で原稿や写真までできる」としている制作会社もあるにはあります。これが一番おすすめできません。データとして明示できるわけではありませんが、失敗する率が最も高いと私自身は考えています。

ホームページ制作とコンテンツ制作はまったく別物です。デザインやコーディング(デザインをネット用の言語に書き換える作業)からスタートした人が、見よう見まねで原稿や写真に手を出しただけの可能性があります。

現に、ホームページ制作会社の案内をチェックしていると「プロ用の一眼レフカメラを用意したので、写真もお任せください」としているところがありました。「写真撮影にはスキルや経験が要るのを知らない。機材さえあれば大丈夫と思っている」証拠以外の何物でもありません。

また、私自身もこういった制作会社で社員のふりをさせられて取材に行った経験があります。私の書いた文章は子どもが書いたようなものに変えられました。

依頼主の側でライターやカメラマンを探す

ホームページ制作会社が関与しないところで、依頼主がライターやカメラマンを探す方法もあります。

クラウドソーシングを利用する

「クラウドソーシング」とは、インターネットを使い、アウトソーシングする業務の作業者を募るやり方です。応募してくるなかには、後で説明する原稿代行業者もいますが、主に個人です。

具体的には「ランサーズ」や「クラウドワークス」がこのクラウドソーシングの代表です。

ライターもカメラマンもものすごい数の応募があるようです。ただ、「使える人間は数十人に1人」といった声も聞かれます。レベルの保証はなく、使えるライターやカメラマンを選び出すのも依頼主本人がやらなければいけません。

納品される原稿や写真のチェックも同様です。ベテランの広報マンなど依頼主側に原稿や写真がわかるスタッフがいないと、混乱する可能性が大です。

原稿代行業者を利用する

ホームページに使う原稿や写真を業務として受け付け、提供する業者もいます。「原稿代行業者」といい、少しググるといくらでも見つかるでしょう。

ライターやカメラマンから上がってきた原稿や写真は、編集者などの担当者がいて、チェックします。依頼主の側に来るのはそのチェック済みのものです。

ですが、あくまでそれは建前上です。この原稿代行業者も玉石混交なのです。「『編集者』と名乗っていても、それは組織内の役回りで任されただけの素人」「ライターやカメラマンは、そのときになって慌ててクラウドソーシングで募集する」といったところも珍しくありません。

もし、まともなところが見つかったとしても、こんどは金額が見合うかどうかが問題です。編集者のほかに、ディレクターやプロデューサーなど関与する人間が多い分、原稿や写真の値段も高くなります。

コンテンツの手配はアウトソーシングの一種

「原稿や写真を確保するのに、どの方法が一番いいのか」は「必要な原稿や写真のレベル」「ホームページの目的」で変わってくるはずです。予算の問題もあります。

どの方法で確保するにしても、丸投げは失敗の元です。依頼主の方でもある程度は原稿や写真がわかるようにしておく必要があります。そうしないと、まともなライターやカメラマンを選べず、納品された原稿や写真の評価もできません。

「ずいぶん面倒だな」と思った人もいるかもしれません。しかし、「丸投げは失敗の元」「依頼主の方でも……」などはアウトソーシング一般にいえることです。コンテンツの手配はアウトソーシングそのものであるのを忘れてはいけません。

それと、もうひとこと付け加えると……コンテンツの手配をいい加減に済ませてしまい、失敗して放置されているホームページは世の中にあふれています。

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