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ホームページ用の文章は依頼主に書けるか?【後編】〜ライター選びには労力を惜しまない

ホームページ用の文章は依頼主に書けるか?【後編】〜ライター選びには労力を惜しまない

前編では、「ホームページの文章や記事には事実上の“納品規格”があり、Googleボットに正しく解析される構造で書く必要がある」と解説しました。

この納品規格についてあまり語られないのは……

  • Googleは検索の仕組みについて、積極的には公開していない
  • 制作業者の大半も知らない。知っていても、気にしながらホームページを作ると面倒がかかるばかりなので無視する
  • 依頼主も知らないので、納品規格に沿った文章や記事を制作業者やライターに要求しない

……ためです。

本当は、ホームページの成功・不成功の多くは「納品規格に沿っているかどうか」がカギを握っています。

この記事で考えたいのは、「 だれならば、その納品規格を承知しているか。ホームページ用の文章や記事をだれが書いたらよいか」です。

依頼主や制作業者が書く文章

“納品規格”を理解してる依頼主はまずはいないでしょう。

依頼主が自分でホームページの文章を書くデメリットはそれ以外にいくつもあります。にもかかわらず、ホームページに使う文章は依頼主が用意するのが一般的です。

一方で、制作業者やプロのライターに頼めば安心かというと、そうでもありません。納品規格やSEOの知識はゼロでも「制作会社」や「プロのライター」を名乗ることはできます。

「文章が得意」でもホームページの記事にはならない

「納品規格があるのはよくわかった。だが、自分自身や自分の会社(お店)について一番よく知っているのは経営者である自分だ。あるいは、ベテランのスタッフに頼んでもよい。ホームページの記事を書く上での決まりごとぐらいならなんとかクリアできそうだ」

そう考える依頼主もいるかもしれません。

納品規格クリアだけでは不十分

納品規格は「土俵に上がらせてもらうための最低限の条件」でしかありません。

野菜でいえば、「重量表示が合っている」「禁止されている農薬は使っていない」「産地が表示されている」といった程度のことです。「おいしいか」「栄養いっぱいか」「お客が買おうと思うか」は別の話です。

納品規格という足かせがある中で魅力的な文章を書き、訪問者が求める情報を提供しなければいけません。文章力はここで問われます。

素人丸出しの文章では、Google ボットは評価してくれないし、たまたま訪問した人がいてもすぐに離脱してしまうでしょう。

「取材者に魅力を発見してもらう」は放棄

「自分自身や自分の会社(お店)について一番よく知っているのは経営者である自分だ」も疑う必要があるかもしれません。

私が大学を出て新聞社に入り、2カ月か3カ月たったころのように思います。このド新人の記者に上司(支局長)が言いました。

「おう、柳本。『いいインタビュー』ってどんなんか知ってるか? 書かれた本人が読んでみて、『オレってこんな人間やったんか!』ってびっくりするのが、いいインタビューやぞ」

つまり、「取材者の目を通しての話のおかげで、自分でも気がついていなかった自分自身を発見する場合がある」ということです。「当人が思っている自分自身は、意外に見方が偏っている」ともいえます。

自分で記事を書いてしまうと、本当の魅力は発掘されず、偏った姿をホームページ上で公開するかもしれません。

AIには人を引き込む文章は書けない

今の時代ならば、「文章なんぞ、AIを使えばたちどころに書ける。代わりに書いてくれる」と思っている人もいるでしょう。実際、AIが書いたものをそのまま公開している例もあります。

一番の問題は、「文章も記事もホームページもわかっていない人に限って、そのままのAIを多用する」です。

AIを使いこなすには次のような能力が必要です。

  • AIは指示されたように動く。だから、解決させようとしている問題に対して、正しい指示が出せる
  • AIがいつも正しいとは限らない。指示とは正反対の結果をだすことさえある。だから、AIを使わず、自分自身だけでも一通りのことができる

つまり、「Googleの納品規格を理解していない」「文章能力がない」人が使うと、話にならないホームページ用文章・記事ができあがるだけです。

また、当然のことながらAIには感情がありません。しかし、読み手(訪問者)が引き込まれるのは多くの場合、「書き手の感情がこもった話」「書き手ならではの経験談」です。AIに頼っていてはこれらの話はありません。したがって、つまらない記事やホームページができあがります。

さらには、「文章も記事も、ホームページもわかっていない人」なので、自分が失敗しているのにも気が付きません。文章がつまらないのも当然です。

制作業者が書く文章も素人のものでしかない

「文章と写真は依頼主が持ち込み」とする制作会社が大半ですが、中には「書く人がいない場合はご相談ください」としている場合もあります。

だからといって、スタッフにプロのライターがいるわけではないようです。

  • クラウドワークスなどのいわゆる「クラウドソーシング」を使って、依頼主自身がライターを探す方法を教えてくれる
  • 自分のところとつながりのある「原稿代行業者」を紹介してくれる

これらが、「ご相談」の内容です。

どれも安易に話に乗ってはいけないのは、すでに別のところでご説明しています。

簡単に繰り返すと……

  • クラウドソーシングを使っても、質の高いライターが確保できるとは限らない
  • 原稿代行業者を使っても、やはり質の高いライターの確保は困難だ。原稿代行業者への中間マージンが発生し、下手をすると二重のピンハネに遭うだけで終わるかもしれない

……です。

それら以外には、依頼主へのアンケートなどを元に、制作業者のスタッフが文章に仕立てる例もあります。

制作業者の大半がWebデザイナーかコーダー出身なのを忘れないようにしましょう。「文章の素人が、Googleの定める文章の納品規格に習熟している」と期待するのは無理です。

「本物の文章が手に入らない」は大手企業でもある

見出し構造チェック結果:h1/h2タグの順序がバラバラで、品質や採用情報より先にh3が出ることでSEO評価が下がる失敗例(ラッコツールズより)
SEOの効果がわかるのに、半年やそこらはかかる。多くの場合その頃には、制作会社との連絡は切れている。また、依頼主の関心も薄れがちだ。どんなデタラメをやっても、制作会社もライターも難なく逃げおおせる。
  • 自分ではホームページ用の文章を書いても、Googleの定める「納品規格」に沿ったものにならない
  • ホームページ制作業者は文章には素人なので、あてにするのは失敗の元
  • 原稿代行業者もハズレが多い。二重のピンはねに遭う可能性も高い

……となると、八方塞がりです。

実際に依頼主はそうなりがちです。だからこそ、「公開されたが最後。訪問者がいないまま、追加の対策もないまま、放置されているホームページ」がネット上にあふれているのです。大企業・有名企業のホームページでも例外ではありません。

制作業者がダメでは、優秀なライターがいても飼い殺し

今回の記事では、「納品規格に沿った文章・記事が書ける人はどこにいるのか」について語っています。制作会社は話題の中心には置いていません。さらには「制作会社も当てにならない」と何度も強調しています。

それでも、あるいは、それだからこそ、制作会社は慎重に選びましょう。

仮に優秀なライターが確保できたとしても、まったくSEOを無視しているホームページでは、せっかくの文章・記事も、どうしようもない形に改変されるのがオチです。

私がライター兼カメラマンとして、記事を納品するときにも何度もこの問題に直面しました。「タグがぐちゃぐちゃですよ」「SEO無視では訪問者数はほとんど期待できません」「訪問者数などのデータをチェックしていないでしょう?」

基本中の基本の欠落を指摘しても、どこの制作会社も“のれんに腕押し”でした。これも、「制作まで全部自分でカバーしなければ、まともなことはできない」と「ペンタ工房」を始めた理由になっています。

アウトソーシングとしてライターらを選ぶ

制作業者を探すのも記事を書いてもらうのも、楽でないのは仕方ありません。ホームページや記事を手に入れるのは、普段の買い物ではありません。経理・会計、人事労務、法務・コンプライアンスなどを外部に任せるのと同じアウトソーシングです。

アウトソーシング一般の慎重さと手間と費用がかかります。まずは、「丸投げのおまかせで作ってほしい」「なによりも、費用は格安・激安」「できるだけ短納期で」といった考えは捨てましょう。

口コミはまったく当てにならない

確実にいえるのは「制作業者もライターも口コミで選んではいけない」です。「自分自身がわからないからといって、わかっていそうな人にアドバイスをもらってはいけない」ということです。

その前に、自分でホームページ制作やSEOについて勉強しましょう。そうしないと、だれが本当のことをいっていて、だれが間違ったことをいっているかもわかりません。

これについても『ホームページ制作の見積書【完結編】〜口コミで業者を選ぶのが危険なわけ』ですでに説明しました。やはり、ひとことだけ繰り返すと、「ホームページについてわかっている人など、身近にいる可能性はほとんどない。いい加減な話・間違っている話を聞かされるだけで終わるだろう」

アウトソーシングを使うときの注意点

ラッコツールズの見出し抽出ツールで確認した伝統産業会社(滋賀県)のホームページ。トップページには見出しタグが一切なく、中のページもh1とh3が1つずつのみで、Googleボットが評価できない構造になっている
ホームページの見出しがチェックできるサイトがいくつもある。画像はラッコツールズのもの。ある伝統産業の会社(滋賀県)が公開しているホームページから、トップページと中のページのひとつを掛けてみた。トップページにはタイトルや見出しを示すタグは一切ない。中のページも「h1」と「h3」がひとつずつのみだ。これでは、Google ボットも評価の対象から外すしかない。滋賀県大津市のホームページ制作会社が担当した。

制作会社に対してもライターに対しても、失敗しないためには……

  • 丸投げ(おまかせ)厳禁。業務の目的や成果指標、判断基準は依頼主が明確に言語化する
  • 相手を正しく評価するため、自分も業務内容や専門用語に一定程度は習熟する
  • 成果物のチェック体制とフィードバック手順を決め、PDCA サイクル(Plan・計画→ Do・実行→ Check・評価→ Action・改善)を繰り返す
  • 契約前に責任範囲・納期・修正対応を詰め、期待値のズレをなくす

……が欠かせません。

つまり、まるっきりアウトソーシングです。

多くの依頼主が望んでいる「手間要らずのおまかせ」「格安・激安」「短納期」と正反対です。これで成果を望むようならば、まったくの心得違いというしかありません。

アウトソーシング先としてペンタ工房を選ぶ理由

「制作業者もライターもアウトソーシングとして考えなければいけない」と理解したところで、本当にそのような相手が見つかるのでしょうか。

ホームページ運営は長期計画が必須

ネックのひとつは、「普通は、ホームページが完成すると関係が切れる」でしょう。これでは「改善サイクルを回す 」どころではありません。「前編」で申し上げたように、「検索順位が安定し、評価もできるようになるのは、普通は半年やそこらはかかる」のです。

たいていは“絵に描いた餅”で終わるでしょう。特に滋賀県のように、制作業者やライターの数も多様性も限られている土地ではそうです。

制作業者とライターの連携も必要

もうひとつ、大きなネックがあります。「制作業者とライターの連携」です。

まともなレベルのライターを確保しようと思ったら、制作業者とは別に手配しなければいけません。ライター兼カメラマンとしての私がフラストレーションを抱えていたように、SEOまで理解している制作業者も極めてまれです。

制作業者とライターの両方のレベルがそろい、かつ、協力しあってくれないとSEOまで全うできません。

ところが、「連携がうまく行く、行かない」どころか、制作会社らには「連携」の考え方すらないのが普通です。これは、「見積書」に「連携」に当たる項目がないことからもはっきりしています。

一人で全部やれば連携の問題はない それが「ペンタ工房」

一人で、ホームページの企画、Webデザイン、コーディングまでできたら……その上、コンテンツ(文章執筆・写真撮影)まででき、SEOも理解している……さらには、カバーするエリアは地元だけなので、必要になったすぐ顔が出せる……

そうなったら、「両方のレベルがそろう」「連携を取る」の問題がいっぺんに片付きます。それができる珍しい存在がペンタ工房です。

もちろん、一人で全部やるデメリットもあります。大型のホームページを作るのには時間がかかりすぎるかもしれません。

一方で、「小回りが利く、融通が利く」「作業者間の打ち合わせなどの手間が要らない分、早く完成する。ムダな費用も発生しない」というメリットもあります。

もし、滋賀県やその近隣で、中小企業や地元相手のお店のホームページを検討されるのならば、ぜひ、ペンタ工房も候補のひとつにお加えください。

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